〜・〜おでかけおでかけ〜・〜
「大きなマチ編」

きょうは電車に乗って大きなマチでお買い物。
先に来ているはずの“スゥちゃん”とまちあわせ。

「くろい犬で待ち合わせなんだよ」

・・・さてはて、“くろい犬”はどこだろう?
「いないね。くろい犬」

歩いてみたけど、スゥちゃんの姿はどこにもありません。
はやく“くろい犬”をみつけないとスゥちゃんが・・・。

「ここテレビで知ってる・・・」
「あ、ボクも知ってる!」
「本にも出てたよ・・・」
「でてたでてた!!」
「うわ、すごい。ビルがでっかいテレビだ!」
「ホントだ。でっかい・・・」

さすが大きなマチだね
テレビも大きいよ。
「ボク、CD見たかったんだ」

ふたりは大きなCD屋さんにコーフン。

「わぁ、来てよかった。まさかこのCDが買えるなんて」
「ナニ買ったの・・・」
「“メソポイ”伝説のソウルシンガーなんだ」
「・・・メソポイ」

大きなアフロのビックママ“メソポイ”
アルファベット略ではなぜか“M,S,P,I”
伝説すぎてCDも売ってないスゴイ人だ。
大きなマチは楽しい所やヤバい所がいっぱい。
ふたりは服の色と同じくらい黒い顔をした
ガラの悪いあんちゃん達に

「アイドルにきょうみ無い?」

なんてさそわれながらも
マリオ・・・というよりワリオみたいなオジサン
が道で売ってるチープな指輪を買いました。
あれあれ? たまえちゃんがお店の前から
動こうとしません。

「どうしたの?」
「・・・・・・オナカすいた」

そうだ、面白い所が多すぎてお昼も忘れてたよ。
オナカイッパイ、そろそろおうちに帰ろう。

「きょうは楽しかったね」
「うん、たのしかった・・・」
ふたりは満ち足りた気分。
けど、何かを忘れている事に気づきました。

「あ!」
「・・・」
「・・・」
「くろい犬・・・」

ヤバいヤバい。
マジヤバい。
ふたりが気づいた頃
くろい犬の前。
暗黒のオーラを背中に立つ
女の子がいました。
女の子は小さな声で何かつぶやいています。

「ブッコロス・・・アイツラブッコロス」

・・・おっと怖い怖い。
“触らぬ神に祟りなし”と言う事で

今日のお話はこれでオシマイ・・・。