おでかけおでかけ
静岡編

きょうは新幹線にのって
静岡までお呼ばれ。
「誰に」って?
それは最後までのお楽しみ…。
「新幹線速かったね」
「…びゅーんだ」
「ココ、人多いね」
「もうかえろうよ…おなかすいた」

ちょっとまって。
ふたりを呼んでいる人は列の先にいるんだよ。
ふたりは気をとりなおして
順番に並ぶ事にしました。

「縁日みたい」

会場の中に入ったふたりは招待状に書いてあった場所
“GSIクレオス”を探してみますが
なかなか見つかりません。
しょうがないので、とりあえず歩く事にしました。
「あ、たまえちゃんてっぽうだよ」
「・・・」
「たまえちゃんのおとうさん、港でてっぽう売ってるんだよね」
「・・・・・・」

そんな話はさておき
ふたりはてっぽうに興味津々。

「おおきいてっぽうだね」
「・・・ふっ」

てっぽうの大きさにおどろいているよしこちゃんをよそに
自分の手足のようにてっぽうをあつかうたまえちゃん。

「・・・なつかしいナ」

え!なにが!?

ふたりはようやく“GSIクレオス”を見つけました。

「ここのどこかにボク達を呼んだ人がいるんだね」

探してみたけど
それらしい人は見つかりません。

「・・・コレを撃ったらビックリして気づいてくれるかも」

おっとダメダメ。
そんな事をしたら刃傷沙汰ですよ。
「・・・兵隊は悲しいね」
「ん、なんで?」
「・・・名もなく散ってゆくんだ」
「ゾウだ」
「・・・ぞうだ」
「ズベズダ製のゾウだ」
「・・・ズベズダ」

ふたりはロシアのメーカー『ズベズダ』がお気に入り
理由はきっと、濁音だけの名前だから。
ズベズダの社員の人もきっと
『ズベズダ!』ってカンジのひとなんだろうね。
「あ、たまえちゃん!」
「・・・!」
「やっと来たね」

ふたりが近づくと
見なれない制服ガールが声をかけてきました。
おもわずよしこちゃんの後ろにかくれるたまえちゃん。

「えー、コラ」
「やんのかコラ」

あわわわ、このあとどうなるの!?


つづく!