2023年4月より、丸ビンタイプに移行したMr.マークソフターとMr.マークセッターですが、主溶剤を環境配慮型に変更するにあたり、性能の一部を強化しております。

また、水性ホビーカラーの塗装面の上に使用する場合には注意点もございますのでご確認のほど、宜しくお願い致します。

MS231 Mr.マークソフター

<変更点>
・主溶剤を環境配慮型の溶剤に変更。

 

<改良点>
・デカールを軟化させる力が大幅UP。密着性が高くなり、半光沢・つや消し塗装の上でも貼り付きやすくなりました。(「シルバリング」が起きにくい)

・液の伸びが良くなり、表面に行き渡りやすくなりました。

 

MS232 Mr.マークセッター

<変更点>
・主溶剤を環境配慮型の溶剤に変更。

・エマルジョン樹脂系糊剤からアクリル樹脂系糊剤に変更。(液の透明度がUP)

 

<改良点>
・デカールを軟化させる力がUP。

・接着力が大幅にUP。以前のものだと、デカール貼り付け後クリアーを塗装し、その後マスキングをした後にマスキングテープにひっぱられて、デカールごとクリア層の膜が剥がれることがありましたが、密着性が高くなっているため起きにくくなりました。

・液の伸びが良くなり、表面に行き渡りやすくなりました。

 

共通の注意点

・水性ホビーカラーの塗装面への溶解力が強くなりました。(特にマークセッター)
その為、水性ホビーカラーの乾燥時間が少ない(全体が乾燥してない)、塗布量が多い場合、塗布後そのままにしている時間が長い場合、表面が浸食されやすくなります。
広い面積に多量に塗布して使用する場合は、本製品を水で希釈して、溶剤の影響力をマイルドにしてからご利用すると、溶解や白化が軽減されます。(デカールの溶解力・接着力は低下します。)

塗装後48時間以上経過した塗面で、1.5㎝直線に各液を塗布し、綿棒で拭う試験で試したところ
マークソフター 水を10%添加(希釈比10:1)
マークセッター 水を30%添加(希釈比10:3)
で、溶解の影響がみられませんでした。

乾燥時間、デカールが含む水分量、使用する用具、塗布面積、塗布量など影響要因がありますが、目安としてご参考ください。