本ページでは「VANCE ACCESSORIES LEDモジュール」各商品の特長や具体的な使用方法をご説明致します。
昨今、模型誌や展示会などで目にすることが増えた、LEDを使用した電飾模型。
LEDを点灯させるにはハンダづけや抵抗の計算など、専門知識と技術が必要で、電飾のハードルも高いものと考えられてきました。
しかし「VANCE ACCESSORIES LED モジュール」はソケットを接続するだけで回路が簡単に完成。
ハンダづけや抵抗の計算で悩む必要はありません。どこに、どのような配置で仕込むかのみに集中すればよいので、創作意欲が減退してしまうことも最小限です。
ぜひとも「VANCE ACCESSORIES LED モジュール」を活用頂き、思いのままに電飾模型をつくり上げてください。
1608 チップLED をモジュール化したラインナップ。
チップLEDは非常に小型で、模型内部の設置場所を選ばないメリットがあります。
当シリーズのチップLEDは高輝度タイプを採用しておりますので、非常に小型ながら抜群の効果を発揮します。
チップLEDは砲弾型に比べて広範囲に光を放ちます。ただし砲弾型よりも設置方法が若干絞られますので同色の砲弾型も併せて揃えておき、どちらか好みのタイプを採用しましょう。
レンズ外径3mmの砲弾型LEDをモジュール化したラインナップ。
3mmのピンバイスなどで開孔した部分に挿すだけで簡単に設置することができます。砲弾型はチップLEDよりも、作品の外観に露出することが多いため、当製品では非発光時も外観を損なわないように無色透明なレンズを採用。
チップLEDとは異なり、砲弾型の放つ光には高い指向性があります。こちらも同色のチップLEDを同時に揃えておけば狙い通りに作品の雰囲気を演出できるでしょう。
入手性も容易なボタン電池、CR1220とCR2032を電源とするための電池BOXです。
CR1220、CR2032の両電池共に、電飾模型には十分な電力を有していますが下記のような特徴があります。
CR1220:直径約12.5mm。小型ながらも十分なパワーを持ちますが、より大きなサイズのものと比べると持続力がやや劣ります。模型内部に電池BOXが収納できるスペースが限られる場合にはこのタイプが推奨です。
CR2032:直径約20mm。CR1220と比較するとサイズが大きい分、電流も安定しており、分岐させてLEDを発光させた際、違いが現われます。模型内部に電池BOXが収納できるスペースが十分ある場合や、展示会などで数日に渡ってLEDを発光させなければならない際にはこのタイプが推奨です。
※CR1220、CR2032は別途お求めください。
電池BOXからLED本体への直接繋ぎでは長さが足りない場合にはVAL-04A「延長ケーブル」を使用してください。ケーブルを200mm程度延長することが可能です。また、一つの電源から複数個のLEDを接続したい場合にはVAL-04B「延長ケーブル」をご使用ください。
※3分岐同士を接続し、4個以上のLEDを一つの電源から発光させることも可能ですが、持続時間、発光強度が低下致しますので、予めご承知置きください。
※注意※
LEDモジュール各商品は小さい為、パッケージから取り出して保存していると紛れてしまうことがあります。
各商品のパッケージ左下には一目で中身が判るようにカテゴリを示しています。
使用する前に取り出して探す手間が無いようにしましょう。
各モジュールを接続する際にはソケットの赤くマーキングされた側同士を合わせてください。
ソケット部はチューブで強固に保護されていますので、リード線部への外的なダメージも最小限に抑えられます。また、リード線とソケットも正確にハンダづけされておりますので、多少の引っ張りでは剥離することはございませんが、製作中に不意に断線してしまうことが無いよう、なるべくソケット部を指でつまんで接続を行ってください。
解説:どろぼうひげ
LEDモジュールは電源さえあれば、接続するだけで発光させることが可能です。
電飾模型において最も難しいのは設置方法を考えることでしょう。
当項では電飾模型の第一人者“どろぼうひげ”氏に、実際の作例を題材にLEDモジュールの設置方法を解説頂きます。
もちろん、LEDの設置方法は模型の形状やタイプなどで千差万別ですが、当解説が製作の一助となりますので、ぜひとも使用前に一読ください。
●題材キット:MENG MODEL 1/48 「ロッキード・マーティン F-35A ライトニングⅡ」
翼端灯など、小さく発光させたい場合は、VAL-01 チップLEDが便利。
1.6mm×0.8mmと超小型なので、どんな狭い場所にもビルトイン出来ます。
今回は、翼の内部に配線を通すための溝を彫り、LEDが収まる穴を開口しました。
翼端灯はクリアーパーツですが、発光部分をマスキングしてからブラックで遮光の塗装をすればOK。
翼の上下にある翼端灯を光らせる事が可能です。
前照灯もVAL-01のコンパクトさが活かせるポイントです。
クリアーパーツの裏に取り付け、こちらもマスキングで遮光の塗装をすれば、レンズ面だけ綺麗に発光出来ます。
なお、LEDの接着には、透明なエポキシ接着剤を使用しています。 多少の硬化時間が必要ですが、瞬間接着剤では、クリアー部分が曇ってしまうためです。
コンソールは強力に発光させたい・・・そんな時はVAL-02 砲弾型3mmLEDが最適。
画面を均一に光らせるために、内部にアルミテープを貼りました。
結線部分がシールドされているので、電気を通してしまうアルミテープを使っても安心です。
電池やスイッチは、交換やON/OFFがやり易いウェポンベイに設置。
カバーは磁石で簡単にアクセス出来ます。
ボタン電池ホルダーとスイッチが一体になっているので、面倒な配線も不要です。
CR2032電池対応のVAL-03Bで、長時間の点灯が可能ですが、今回はたくさん光らせているので、念のために2個の電池を用意しました。
配線はハンダ付けが一切不要。
赤いマーキングを合わせて、コネクタを差し込むだけで接続完了です。
配線の長さが足りない時は、延長ケーブルもシリーズに用意されています。
ひとつの電池から2個~3個のLEDを光らせたい場合でも、分岐延長ケーブルが用意されていますから安心です。